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Archtecture & Design
house Y
中庭の家
所在地東京都東久留米市
構造RC 造、地上2 階建
敷地面積 335.5㎡(101.7 坪)
建築面積140.6㎡(42.6 坪)
1 階135.5㎡(41.1 坪)
2 階90.1㎡ ( 27.3 坪)
延床面積225.7㎡(68.4 坪)
主要用途住宅+ 事務所
家族構成2 人
東京郊外の新興住宅地に建つ、プライバシーが守られた中庭をもつ若夫婦のための住宅。
1F は主に中庭を核に構成している。
メインスペース(リビング)は、中庭に面する全面カーテンウォール(温室用二重サッシ)で仕切られた高さ5.4m の吹抜け空間。日中は大空が見渡せ、かつフローリングと同色のデッキ材が、リビングを中庭まで拡張し内部と外部の境界をあいまいにして、開放感あふれる場を作る。日中の開放感・拡散性とは逆に、間接光を効果的に使った夜のメインスペースは柔らかく包まれる光と、三つの造作家具で構成された軸線と相まって、ほど良い求心性と親密性を生み出し、日中とは質の異なった空間に変容する。風呂好きの施主の希望により中庭にはジャグジーを配している。
夏は小さなプール、他の季節は露天風呂として機能するとともに、本住宅の「開放感・安らぎ」のシンボルにもなっている。
2F は中庭に面しているが、部屋(寝室・和室)のコーナーに窓をとり、主に外部空間へと視線を向けるようにして、1F とは異なった空間をつくった。
建物は、隣地に対して圧迫感を与えないため境界からスペースを多くとり、かつ高さも極力抑えた。道路側の壁のほとんどは2F 手摺の高さに抑え、かつヴォリュームを分割して街並みへの威圧感を排除している。
デザインに関しては、使用素材種を極力少なくして、「空間」そのものを強調するように意図している。
東芝プラズマディスプレイTVCM ロケ地
I'm home 誌 2002 summer (No7) 掲載
I'm home 誌 2003 autumn (No12) 掲載
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