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Archtecture & Design
house T
等々力の家
所在地東京都世田谷区
構造RC 造、地下1 階 地上2 階建
敷地面積 54.45㎡(16.5 坪)
建築面積31.9㎡(9.7 坪)
地下1 階23.0㎡(7.0 坪)
1 階31.9㎡(9.7 坪)
2 階31.9㎡(9.7 坪)
延床面積86.8㎡(26.3 坪)
主要用途専用住宅
家族構成2 人
閑静な住宅地に建つ専用住宅。
短辺(東・西)4m 強、長辺(南・北)13m弱の敷地は、南・西・北の3 方をほとんど隙間なく住宅が建っている。
東側の4m 道路の向いには3 階建のビルがそそり立ち、4 方とも視界は悪く、景観上劣悪な条件の敷地である。
水平の視線抜けは期待出来ないため、垂直つまり空からの光を多く獲得することを本プロジェクトのコンセプトとした。
プランは平面を4 分割し、光の領域(前庭)、居室、光の領域(階段室)、ユーティリティーを配置し、各居室を光でサンドイッチさせる構成とした。
地下は納戸兼アトリエ。1 階居室は寝室。2階居室はリビングダイニング。
光の領域にはガラス色の透過性ファイバーグレーチングを敷き、地下にまで柔らかい光が届く様にした。
構造は鉄筋コンクリート薄肉ラーメン。壁・床は厚くなるが、東・西方向に自由に開口を設けられるようになり、居室に自然光が多く注込むことを可能とした。
自然光が奥までリバウンドすることを意図し、建築内部の壁・天井は全て白系でペイント。床は桜の白木を用いた。ファサードのL型の白壁も反射板として各居室を照らす役割を果たしている。
脚の不自由な施主のため、広い廊下、玄関・風呂を含め全てフラットな床、手摺り設置等バリアフリーとしている。
階段室は階段昇降機を設置し、光を感じながら3 層を自由に移動できる様にした。
外壁はコンクリート打放し仕上。
ファサードのスリット(ファイバーグレーチング扉)は、防犯・避難の機能を持つとともに、外部の光を濾過する装置でもある。

※階段昇降機
中央エレベーター工業ホームページ 掲載
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