緑豊かな巨大な公園を一望できる高台に建つ住宅。
既存擁壁に基壇部（地下部）を差込み、その上に南北面を切取った角筒を横に寝かせ、その内部に2 つの白いヴォリュームを差込んだ外観形状をもつ。
地下は駐車場及び勝手口玄関・廊下・階段室・EV。
角筒に差込まれた西側の白いヴォリュームの、１階部分（内部）にはゲストルーム・寝室・ウォークインクローゼットを配置。2 階部分（上面）は視界の開けた広いリビング兼パーティースペース。
東側の白いヴォリュームの、１階部分は書斎・階段室・EV・納戸・洗濯室・浴室・便所を配置。
2 階部分はオフィス・階段室・便所・EV・納戸・ダイニングキッチン。
東と西の白いヴォリュームの間の空間は、1階はゲスト用玄関・廊下・として機能。2 階は吹抜け・トップライト。
角筒内部の空間がダイナミックに繋がることを意図している。
基壇部上面は、白い玉砂利の上に透明な水が張られた水庭。それはゲスト用アプローチに浄化性・演劇性を与え、1 階ゲストルームへ静謐感を導入する。
カラーリングは、外部RC 部はコンクリート色、筒内側は白色。内部床はヴェンゲ色のフローリングというシンプルな構成とし、内部と外部の豊穰な空間・景観を強く感じられることを目指した。